いよいよ、2010年ツール・ド・フランスのコースプレゼンテーション

この、早くも来シーズンが始まったようなワクワク感はなんでしょう。
山岳の難易度が上がったようなので、新城選手が心配ですが、きっとリベンジを期しているでしょうから、存在感を出して欲しいです。

CycloWiredに各選手のコメントがまとめてあってなかなか面白いです。
コンタドールは楽観的、アンディ・シュレックはチャンスを見て取っているけど控えめ、ランスは完全に勝つ気で上から目線を感じます。

オランダスタートなので、スキル・シマノは呼んでもらえることを期待しています…きっと。

スタッフ・取材目線だと、大きな移動は1回だけど最終日直前のTT終わりでまた大変ですね。

P July 3 Rotterdam - Rotterdam 8km
1 July 4 Rotterdam - Bruxelles 224km
2 July 5 Bruxelles - Spa 192km
3 July 6 Wanze - Arenberg Porte du Hainaut 207km
4 July 7 Cambrai - Reims 150km
5 July 8 Epernay - Montargis 185km
6 July 9 Montargis - Gueugnon 225km
7 July 10 Tournus - Station des Rousses 161km
8 July 11 Station des Rousses - Morzine-Avoriaz 189km
R July 12 Morzine-Avoriaz
9 July 13 Morzine-Avoriaz - Saint-Jean-de-Maurienne 204km
10 July 14 Chambery - Gap 179km
11 July 15 Sisteron - Bourg-les-Valence 180km
12 July 16 Bourg-de-Peage - Mende 210km
13 July 17 Rodez - Revel 195km
14 July 18 Revel - Ax-3 Domaines 184km
15 July 19 Pamiers - Bagneres-de-Luchon 187km
16 July 20 Bagneres-de-Luchon - Pau 196km
R July 21 Pau
17 July 22 Pau - Col du Tourmalet 174km
18 July 23 Salies-de-Bearn - Bordeaux 190km
19 July 24 Bordeaux - Pauillac 51km
20 July 25 Longjumeau - Paris Champs-Elysees 105km

有力選手たちの反応 コンタドール「クライマー向きのツールだ」 - ツール・ド・フランス2010コース発表 | cyclowired


プリュドムさん(ツールのディレクター)は、ピレネーに力を入れた構成だと語り、ツールマレーを2回通過するレイアウトは1974年以来だといっています。

Prudhomme presents 2010 Tour de France weighted with Pyrenean stages | Cyclingnews.com

アンディ・シュレックの感想は以下のような感じ。
一見2009年のレイアウトより楽そうだけど、よく見るとキツイ。
ベルギーとオランダの石畳が心配だから気をつけないと。勝負は山岳で決まるはず。
チームTTがなくてラッキーだ、でもコンタドールを倒すためにはTTの練習をもっとしないと。
と語っています。

ぜひ、カンチェラーラの下で猛特訓を繰り返して来年こそ強さを見せて欲しいです。

Andy Schleck sees 2010 Tour route advantages | Cyclingnews.com

ランスはメチャクチャたくさん解説をしてくれています、その辺は上記CycloWiredで…。
とりあえず、オランダ・ベルギーで起こるであろうドラマを楽しみにしている数少ない有力組みです。

ここでボーネンマイヨジョーヌを着るのが見れるかな(個人的希望)。

Armstrong: 2010 Tour route is interesting | Cyclingnews.com

コンタドールは昨年のコースより好みだといっています。
確かにピレネーが増えれことはコンタドールのモチベーションを引き上げるのにもってこいでしょう、いいかげん引っ張りすぎの契約関連の決着を見せ、万全の体制で戦って欲しいものです。

Contador: 2010 route better than this year | Cyclingnews.com

フスホフトは来年こそ、マイヨベールとマイヨジョーヌ両方取りたいと意欲的です。
厳しい山岳での戦いが予想されるため、多くのスプリンターが脱落するであろうなかで、自信を見せています。なにせ、今年のツール17日目の山岳での大逃げ、あの力があればピレネーなんて怖くないのでしょうか。
カベンディッシュとの戦いを期待したいです。

Tour 2010: Hushovd hopeful for green and yellow | Cyclingnews.com

そんなカベンディッシュはどうかと言うと、ステージ5勝出来そう、上手くすると8勝かな…と喜んでいます。今年はなんとも6勝を飾っているので、上回ることが出来るのか楽しみですが、斜行を理由に降格になり逃してしまったマイヨベールをなんとしても取りたいということです。

Cavendish eyes five stage wins in 2010 Tour | Cyclingnews.com

さて、そんな中で今年のツールではほとんど見せ場のなかった、QuickStepの面々はと言えば。
当然オランダ・ベルギーを通り、石畳パヴェが目立つレイアウトに歓喜しています。
ボーネンは、序盤はクラシックレースの連続のようで、ドラマが溢れているだろうと語り、
シャバネルは、第2週に自分の見せ場があると語り、アンディとコンタドールが頭一つ出ていると予想、
デヴォルデルは、体の小さなクライマーは気をつけないと序盤で怪我するぜ、と語っています。
ツール序盤の勝負の帰結は、春のクラシックでの仕上がり具合で予想できそうです。

2010 Tour de France: Northern stages favoured by Quick Step riders | Cyclingnews.com